毛包器官再生による脱毛治療
理化学研究所と株式会社オーガンテクノロジーズは2018年6月4日、再生医療分野である「毛包器官再生による脱毛症の治療」に向けた臨床研究の前段階である非臨床試験を開始した、と発表した。理美容ニュースより
美容系の景気回復の足取りは重い
<2018年4月の家計調査>
総務省は2018年6月5日、4月の家計調査を発表。2月、3月と上昇に転じた理美容サービスだが、4月は下降に転じた。美容系サービスの景気回復の足取りは重い。理美容ニュース
総務省は2018年6月5日、4月の家計調査を発表。2月、3月と上昇に転じた理美容サービスだが、4月は下降に転じた。美容系サービスの景気回復の足取りは重い。理美容ニュース
髪ingひばりヶ丘店 リザービア導入半年でweb予約が144件増
髪ingひばりヶ丘店 リザービア導入半年でweb予約が144件増理美容サロン向けWEB予約システム「Reservia(リザービア)」を展開するクロスフィード(安東秀喬社長)は、「髪ingひばりヶ丘店」(株式会社 髪ing)がリザービアを導入したところ、約半年でホームページ経由のネット予約数が144件増加した、と2018年5月発表した理美容ニュースより
理美容店などの許認可事務を放置
島根県は2018年6月1日、松江保健所に勤務していた男性職員が2013年から4年間にわたり理容店や美容店などの関する届出など約200件の許認可事務を処理せずに放置していたと発表した。一般報道による。理美容ニュース
理容師美容師Wライセンスの皮肉
今年度から始まった理容師美容師の重複取得者のための教育制度。これによって両方の資格取得が簡単になりました。とはいっても、すでに理容師・美容師の業務に大きな違いはないので、Wライセンス取得を目指す人は多くはないでしょう。理美容ニュースより
低料金店の利用経験者は7割
Posted on | 3月 29, 2018 | No Comments
全理連は、利用者動向調査「全理連情報」No.61を2018年3月発表した。理容店を利用する際、重視するものは「手頃な料金」「最寄り」「行きつけ」だった。また7割の人が低料金店を利用した経験があるのがわかった。
理容店の利用実態のサマリーは次の通り。
・1年間の理容店の費用は「10,000円~20,000円未満」27%、「5,000円未満」24%、「5,000~10,000 円未満」22%順に続く。 30,000円以上の費用をかける人は全体の2割弱程度。
・1回あたりの妥当金額は「1,000円~2,000円未満」が半数を占める。
・利用する際の最も重視することは「価格が手ごろ」28%、「店の場所」22%、「行きつけである、慣れている」19%が高かった。続いて「理容師の技術力」の順となっている。
・利用店の決定理由は「自宅の近く」が51%、「行きつけ、昔から利用している」が26%と高い結果となった。
・「理容店の低料金店」の利用経験は71%、「美容店」の利用経験は28%となった。
・「理容店の低料金店」の利用頻度は「2~3ヵ月に1回程度」約4割、美容店の頻度は「年に1回未満」が約5割となった。
・理容店での利用メニューは全体では「カット」利用がほぼ10割、続いて「シャンプー」48%、「シェービング」38%、「セット」15%、「マッサージ」14%がベスト5となった。
その他の利用サービスは大差はみられない。
・男性の理容店を利用しない理由は「行きつけがなく、慣れていない」が46%と一番高い。次いで「最新のトレンドを把握してない」「理容師の技術力に不安」が約2割。
・女性の美容店を利用しない理由は「価格が高い」が72%と一番高い。次いで「行きつけがなく、慣れていない」35%、「予約しなければいけない」22%、「待ち時間がある、対応が遅い」21%となった。
【全理連情報No.61 利用者動向調査の調査概要】
調査方法 NTTコムリサーチを利用したインターネット調査
調査対象 NTTコムリサーチモニター
総回答数 1020(男性720、女性300)
調査実施 2017年7月(発表 2018年3月)
理美容ニュースより
全理連は、利用者動向調査「全理連情報」No.61を2018年3月発表した。理容店を利用する際、重視するものは「手頃な料金」「最寄り」「行きつけ」だった。また7割の人が低料金店を利用した経験があるのがわかった。
理容店の利用実態のサマリーは次の通り。
・1年間の理容店の費用は「10,000円~20,000円未満」27%、「5,000円未満」24%、「5,000~10,000 円未満」22%順に続く。 30,000円以上の費用をかける人は全体の2割弱程度。
・1回あたりの妥当金額は「1,000円~2,000円未満」が半数を占める。
・利用する際の最も重視することは「価格が手ごろ」28%、「店の場所」22%、「行きつけである、慣れている」19%が高かった。続いて「理容師の技術力」の順となっている。
・利用店の決定理由は「自宅の近く」が51%、「行きつけ、昔から利用している」が26%と高い結果となった。
・「理容店の低料金店」の利用経験は71%、「美容店」の利用経験は28%となった。
・「理容店の低料金店」の利用頻度は「2~3ヵ月に1回程度」約4割、美容店の頻度は「年に1回未満」が約5割となった。
・理容店での利用メニューは全体では「カット」利用がほぼ10割、続いて「シャンプー」48%、「シェービング」38%、「セット」15%、「マッサージ」14%がベスト5となった。
その他の利用サービスは大差はみられない。
・男性の理容店を利用しない理由は「行きつけがなく、慣れていない」が46%と一番高い。次いで「最新のトレンドを把握してない」「理容師の技術力に不安」が約2割。
・女性の美容店を利用しない理由は「価格が高い」が72%と一番高い。次いで「行きつけがなく、慣れていない」35%、「予約しなければいけない」22%、「待ち時間がある、対応が遅い」21%となった。
【全理連情報No.61 利用者動向調査の調査概要】
調査方法 NTTコムリサーチを利用したインターネット調査
調査対象 NTTコムリサーチモニター
総回答数 1020(男性720、女性300)
調査実施 2017年7月(発表 2018年3月)
理美容ニュースより
団塊の世代が本格的な年金生活者に
Posted on | 2月 15, 2012 | No Comments
小山秀男の日々雑感団塊の世代がいよいよ本格的に年金生活に入る。
65歳を迎え、今年の4月にリタイアする男性はざっと110万人。
実際には雇用関係もあって、すでに年金生活に入っている人も少なくないはずだが、被雇用者としては全員が晴れて卒業することになる。
団塊の世代の数は520万人、連れ合いを合わせると1060万人を数える。団塊の世代だけで日本の人口の8%を超える。
日本の経済はある意味、この団塊の世代が牽引してきた。労働の担い手として、消費の担い手として、経済に貢献してきた。とりわけ人口が多いだけに消費者として内需を支えてきた面は大きい。
その団塊の世代が年金生活に入ると、消費にブレーキがかかるのはやむを得ない。旺盛な消費活動は、それに見合う収入があって可能なわけで、年金という限られた収入では消費もままならない。
リタイアを記念して夫婦でツアーを楽しむ人もいるだろう。それに関連して美容にお金を使う人もいるかもしれない。しかし、それは限定的、一時的な支出であって長い目で見れば消費はしぼむ。
年金制度や医療・介護の問題など将来に不安要因が多いとあっては、極力無駄な支出は控え、将来の不安解消のためにも預金が重視される。
日本経済はデフレから依然として脱却できていない。平成23年の美容関係の物価指数は前年比マイナス0.4ポイントと、総合指数(生鮮食料品を除く)より悪い。家計調査も理美容への支出は物価指数以上のマイナスになっている。
つまり、美容の料金は下がり、消費者は美容への利用回数を減らしている。これでは美容室の経営は苦しい。そして、団塊の世代が年金生活に本格的に突入する今年、さらに厳しい状況が美容業界を待ち受けているのは間違いない。
いま、いくらか余裕のある世代は、団塊の世代の上の世代といえる。実際、旅行会社をはじめいろいろな業界がこの世代に向けての商品を開発して、それなりの結果を出している。果たして美容業界はどうなのだろう。
理美容ニュース
小山秀男の日々雑感団塊の世代がいよいよ本格的に年金生活に入る。
65歳を迎え、今年の4月にリタイアする男性はざっと110万人。
実際には雇用関係もあって、すでに年金生活に入っている人も少なくないはずだが、被雇用者としては全員が晴れて卒業することになる。
団塊の世代の数は520万人、連れ合いを合わせると1060万人を数える。団塊の世代だけで日本の人口の8%を超える。
日本の経済はある意味、この団塊の世代が牽引してきた。労働の担い手として、消費の担い手として、経済に貢献してきた。とりわけ人口が多いだけに消費者として内需を支えてきた面は大きい。
その団塊の世代が年金生活に入ると、消費にブレーキがかかるのはやむを得ない。旺盛な消費活動は、それに見合う収入があって可能なわけで、年金という限られた収入では消費もままならない。
リタイアを記念して夫婦でツアーを楽しむ人もいるだろう。それに関連して美容にお金を使う人もいるかもしれない。しかし、それは限定的、一時的な支出であって長い目で見れば消費はしぼむ。
年金制度や医療・介護の問題など将来に不安要因が多いとあっては、極力無駄な支出は控え、将来の不安解消のためにも預金が重視される。
日本経済はデフレから依然として脱却できていない。平成23年の美容関係の物価指数は前年比マイナス0.4ポイントと、総合指数(生鮮食料品を除く)より悪い。家計調査も理美容への支出は物価指数以上のマイナスになっている。
つまり、美容の料金は下がり、消費者は美容への利用回数を減らしている。これでは美容室の経営は苦しい。そして、団塊の世代が年金生活に本格的に突入する今年、さらに厳しい状況が美容業界を待ち受けているのは間違いない。
いま、いくらか余裕のある世代は、団塊の世代の上の世代といえる。実際、旅行会社をはじめいろいろな業界がこの世代に向けての商品を開発して、それなりの結果を出している。果たして美容業界はどうなのだろう。
理美容ニュース
全理連2019ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)
全理連2019ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)
Posted on | 4月 27, 2018 | No Comments
2019全理連ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)。ジェンダーレス化の流れを踏まえたショートヘアのヘアスタイルにする。同時に女性客が入りやすい店作り、接遇なども合わせて提案し、女性客の獲得につなげる狙いがある。
Trish Goff「Tlish」(トリッシュ)はTrend(トレンド)、Liberty(自由)、Share(シェア、共有)の文字からとった造語。ショートヘアのスーパーモデル、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff、写真)の名前もかけている、という。
2018年4月26日開いた全理連理事会で2019全理連ニューヘアのの基本設定が承認され、7月4日発表される。
設定委員メンバー
委員長:山本賢司(全理連教育委員長)
委員
駒崎智(全理連中央講師会幹事長、チーフ)
島田礼子(同、千葉県)
宮脇宏典(同、千葉県)
工藤貴徳(同、東京都)
菅家絵利子(同、神奈川県)
宇都宮まどか(同、福岡県)
オブザーバー:タカラベルモント
理美容ニュースより
Posted on | 4月 27, 2018 | No Comments
2019全理連ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)。ジェンダーレス化の流れを踏まえたショートヘアのヘアスタイルにする。同時に女性客が入りやすい店作り、接遇なども合わせて提案し、女性客の獲得につなげる狙いがある。
Trish Goff「Tlish」(トリッシュ)はTrend(トレンド)、Liberty(自由)、Share(シェア、共有)の文字からとった造語。ショートヘアのスーパーモデル、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff、写真)の名前もかけている、という。
2018年4月26日開いた全理連理事会で2019全理連ニューヘアのの基本設定が承認され、7月4日発表される。
設定委員メンバー
委員長:山本賢司(全理連教育委員長)
委員
駒崎智(全理連中央講師会幹事長、チーフ)
島田礼子(同、千葉県)
宮脇宏典(同、千葉県)
工藤貴徳(同、東京都)
菅家絵利子(同、神奈川県)
宇都宮まどか(同、福岡県)
オブザーバー:タカラベルモント
理美容ニュースより
理容とは、
全国理容生活衛生同業組合連合会加盟店
屋号(名称・ネーミング)
理容○○、○○理容、○○理容店、○○理容室、○○理容所、理容○○院、○○理髪室、○○Hair○○、○○Hair、カット・スタジオ○○、カット&パーマ○○
※[特例屋号](名称・ネーミング)
○○館、おしゃれの店○○、おしゃれサロン○○、オシャレサロン○○、メンズサロン○○、CUT○○、Cutting○○、○○○○
理容[りよう]
「容姿を整える」という意味の語。1947年(昭和22)理容師法が制定され、そのなかにも「理容とは、頭髪の刈り込み、顔剃(そ)り等の方法により、容姿を整えることをいう」と定義されている。
西洋における理容(理髪)の歴史は紀元前にさかのぼる。バビロニアのハムラビ王(在位前1728~前1686)が制定したハムラビ法典に理容を業とする者の記述があり、おそらく職業の歴史ではもっとも古い部類に属するといわれている。この法典のなかに、医師の補助者として、外科手術や歯の治療なども手がけていたことが記載されている。中世になると、傷の手当てや血液をとることなど、外科一般の業務も含まれるようになり、これを理髪医者の職業として確立させるようになった。その後、ルネサンスの時期になると、医学の分野でもラテン語の読解力が重視されるようになり、ラテン語の語学力をもつ者と、もたない者とが区別されるようになった。古代の文献などを理解する力の重要性が強調されたからである。ラテン語能力のある者が医学を中心とした医者理髪、ない者を理髪を中心とする理髪医者というように、社会的地位の差を設ける習慣が生まれた。理容の仕事と医者の仕事が専門職としてはっきり区別されたのは、ルイ14世(在位1643~1715)の時代になってからである。現在、理容店にみられる赤・青・白の縞(しま)模様の標識(サインポール)は、動脈、静脈、包帯を表した当時の名残(なごり)であり、バーバーはラテン語のbarba(あごひげ)からきたものである。
一方、理髪という語が日本で用いられたのは平安時代で、『有職(ゆうそく)故実』(古来の朝廷や武家の礼式、典故、官職、法令などを収めた本)の「元服の儀式」の項に「理髪役」として記載されており、「髪を結い、髪をおやす(切る)人」とある。この理髪の語源は、中国語の理髪(リーハー)から発したものとされ、一般には1879年(明治12)に「理髪人」と記した営業鑑札が発行されてからである。さらに1901年(明治34)3月「理髪営業取締規制」が警視令第11号で公布されて公的なものとなったが、35年(昭和10)12月に同令第29号「理容術営業取締規制」が出され、理容業として公的に確立された。また47年(昭和22)の新憲法施行に伴い、それまで内務省令による警察管理下であった理容業が、環境衛生の立場を考慮に入れ、厚生省(現厚生労働省)の管理下に置かれるようになった。理容店の休日に月曜日が多いのは、第二次世界大戦中の電休日が、そのまま休日として定着、現在に至っている、という説もある。近年、日本における理容業界の発展は著しいものがあり、海外理容業界との交流も活発に行われ、世界規模による技術のコンクールも数多く行われている。その技術水準はトップクラスであり、いまや日本の理容技術は世界の理容をリードしているといってもいい。
また、髪を刈る、洗う、ひげを剃るという実用的な理容から、ヘアファッションを重視するヘアスタイリスト・サロン、ヘアケアを重視するヘアクリニック・サロン、高級指向型のソシアル・サロン、地域密着性のファミリー・ヘアサロンなど、業種から業態への専門店化が進んでいる。特殊な例としては、男女の若者を対象としたユニセックス・ヘアサロンなども出現し、新しい理容に向けての機能の拡大や技術革新も進行中である。
現在の理容の方法(技術)を大別すると、整髪技術としては、カッティング(散髪)、セッティング(調髪)、シャンプー(洗髪)、トリートメント(療髪)、ヘアダイ(染髪)、ウィッグ(かつら)、アイロン、メンズパーマなどがあり、顔面技術としてはシェービング、フェイシャル・マッサージ(美顔術)、ムスターシュ(整髭(せいし))などがある。これらの技術は、ファッション的要素、情緒的要素、医療的要素のほかに、薬粧品や刃物、電気器具などを使用するので、科学的な知識や衛生的配慮が要求される。西欧では理容と美容が法律上一体となっている国と、日本のように法律上区別されているところもあり、世界的傾向としては、両者を一つにすることを望む声が多い。[坪内靖忠]
『坂口茂樹著『日本の理髪風俗』(1972・雄山閣出版)』
[参照項目] | 理容師
追記、
床屋[とこや](一般に現在は理容室、調髪所ともいうが、まったく無関係で別なものです。)
髪結床(かみゆいどこ)の略称。室町時代から男子の調髪、髭(ひげ)、月代(さかやき)を剃(そ)った職業。元来、男の髪は総髪で、高貴の間では冠下髻(かんむりしたのもとどり)とし、庶民は簡単な束ね髪であった。武家社会となって、互いに勢力を競って戦いを挑み、その戦乱が長く続くと、武士は髪の蒸れるのを防ぐために月代をあけるようになり、その月代が大きくなるにつれて、職業としての床屋の需要が生じた。それまでは毛抜きを用いて抜いたので、血だらけになったことが南蛮人の記録にある。床屋としての最古の絵画は上杉(うえすぎ)本『洛中(らくちゅう)洛外図屏風(びょうぶ)』にみられるので、永禄(えいろく)~天正(てんしょう)(1558~92)のころには職業として成立していたといえる。当初の床屋の仕事は、月代の毛を抜くことにあった。それが髪を結うようになったのは天正年間も終わりごろからであり、当初は一銭剃(ぞり)、一銭職ともいわれた。江戸時代に入って江戸の町ごとに株仲間ができるようになり、滑稽本(こっけいぼん)『浮世床』にみられるように繁盛していき、文明開化とともに洋風の床屋に変わっていった。[遠藤 武]
※その他
[一般的な表現及び名称]
理容、理容店、理容所、理容業、散髪、散髪屋、散髪業、理髪、理髪店、理髪業、バーバー(BARBER)
[特殊な表現及び名称]
床屋、床屋に行く、頭切りに行く、髪切りに行く、チョキチョキ
2015 http://www.riyo.or.jp/illust/2015-2/
2014 http://www.riyo.or.jp/illust/2014-2/
2013 http://www.riyo.or.jp/illust/2013-2/
2012 http://www.riyo.or.jp/illust/2012-2/
2011 http://www.riyo.or.jp/illust/2011-2/
2010 http://www.riyo.or.jp/illust/2010-2/
2009 http://www.riyo.or.jp/illust/2009-2/
屋号(名称・ネーミング)
理容○○、○○理容、○○理容店、○○理容室、○○理容所、理容○○院、○○理髪室、○○Hair○○、○○Hair、カット・スタジオ○○、カット&パーマ○○
※[特例屋号](名称・ネーミング)
○○館、おしゃれの店○○、おしゃれサロン○○、オシャレサロン○○、メンズサロン○○、CUT○○、Cutting○○、○○○○
理容[りよう]
「容姿を整える」という意味の語。1947年(昭和22)理容師法が制定され、そのなかにも「理容とは、頭髪の刈り込み、顔剃(そ)り等の方法により、容姿を整えることをいう」と定義されている。
西洋における理容(理髪)の歴史は紀元前にさかのぼる。バビロニアのハムラビ王(在位前1728~前1686)が制定したハムラビ法典に理容を業とする者の記述があり、おそらく職業の歴史ではもっとも古い部類に属するといわれている。この法典のなかに、医師の補助者として、外科手術や歯の治療なども手がけていたことが記載されている。中世になると、傷の手当てや血液をとることなど、外科一般の業務も含まれるようになり、これを理髪医者の職業として確立させるようになった。その後、ルネサンスの時期になると、医学の分野でもラテン語の読解力が重視されるようになり、ラテン語の語学力をもつ者と、もたない者とが区別されるようになった。古代の文献などを理解する力の重要性が強調されたからである。ラテン語能力のある者が医学を中心とした医者理髪、ない者を理髪を中心とする理髪医者というように、社会的地位の差を設ける習慣が生まれた。理容の仕事と医者の仕事が専門職としてはっきり区別されたのは、ルイ14世(在位1643~1715)の時代になってからである。現在、理容店にみられる赤・青・白の縞(しま)模様の標識(サインポール)は、動脈、静脈、包帯を表した当時の名残(なごり)であり、バーバーはラテン語のbarba(あごひげ)からきたものである。
一方、理髪という語が日本で用いられたのは平安時代で、『有職(ゆうそく)故実』(古来の朝廷や武家の礼式、典故、官職、法令などを収めた本)の「元服の儀式」の項に「理髪役」として記載されており、「髪を結い、髪をおやす(切る)人」とある。この理髪の語源は、中国語の理髪(リーハー)から発したものとされ、一般には1879年(明治12)に「理髪人」と記した営業鑑札が発行されてからである。さらに1901年(明治34)3月「理髪営業取締規制」が警視令第11号で公布されて公的なものとなったが、35年(昭和10)12月に同令第29号「理容術営業取締規制」が出され、理容業として公的に確立された。また47年(昭和22)の新憲法施行に伴い、それまで内務省令による警察管理下であった理容業が、環境衛生の立場を考慮に入れ、厚生省(現厚生労働省)の管理下に置かれるようになった。理容店の休日に月曜日が多いのは、第二次世界大戦中の電休日が、そのまま休日として定着、現在に至っている、という説もある。近年、日本における理容業界の発展は著しいものがあり、海外理容業界との交流も活発に行われ、世界規模による技術のコンクールも数多く行われている。その技術水準はトップクラスであり、いまや日本の理容技術は世界の理容をリードしているといってもいい。
また、髪を刈る、洗う、ひげを剃るという実用的な理容から、ヘアファッションを重視するヘアスタイリスト・サロン、ヘアケアを重視するヘアクリニック・サロン、高級指向型のソシアル・サロン、地域密着性のファミリー・ヘアサロンなど、業種から業態への専門店化が進んでいる。特殊な例としては、男女の若者を対象としたユニセックス・ヘアサロンなども出現し、新しい理容に向けての機能の拡大や技術革新も進行中である。
現在の理容の方法(技術)を大別すると、整髪技術としては、カッティング(散髪)、セッティング(調髪)、シャンプー(洗髪)、トリートメント(療髪)、ヘアダイ(染髪)、ウィッグ(かつら)、アイロン、メンズパーマなどがあり、顔面技術としてはシェービング、フェイシャル・マッサージ(美顔術)、ムスターシュ(整髭(せいし))などがある。これらの技術は、ファッション的要素、情緒的要素、医療的要素のほかに、薬粧品や刃物、電気器具などを使用するので、科学的な知識や衛生的配慮が要求される。西欧では理容と美容が法律上一体となっている国と、日本のように法律上区別されているところもあり、世界的傾向としては、両者を一つにすることを望む声が多い。[坪内靖忠]
『坂口茂樹著『日本の理髪風俗』(1972・雄山閣出版)』
[参照項目] | 理容師
追記、
床屋[とこや](一般に現在は理容室、調髪所ともいうが、まったく無関係で別なものです。)
髪結床(かみゆいどこ)の略称。室町時代から男子の調髪、髭(ひげ)、月代(さかやき)を剃(そ)った職業。元来、男の髪は総髪で、高貴の間では冠下髻(かんむりしたのもとどり)とし、庶民は簡単な束ね髪であった。武家社会となって、互いに勢力を競って戦いを挑み、その戦乱が長く続くと、武士は髪の蒸れるのを防ぐために月代をあけるようになり、その月代が大きくなるにつれて、職業としての床屋の需要が生じた。それまでは毛抜きを用いて抜いたので、血だらけになったことが南蛮人の記録にある。床屋としての最古の絵画は上杉(うえすぎ)本『洛中(らくちゅう)洛外図屏風(びょうぶ)』にみられるので、永禄(えいろく)~天正(てんしょう)(1558~92)のころには職業として成立していたといえる。当初の床屋の仕事は、月代の毛を抜くことにあった。それが髪を結うようになったのは天正年間も終わりごろからであり、当初は一銭剃(ぞり)、一銭職ともいわれた。江戸時代に入って江戸の町ごとに株仲間ができるようになり、滑稽本(こっけいぼん)『浮世床』にみられるように繁盛していき、文明開化とともに洋風の床屋に変わっていった。[遠藤 武]
上掲の画像は場所回りの髪結床(出床)の図である。向かって左:山東京伝作・画『青楼晝之世界錦之裏』国立国会図書館蔵。右:英泉画 「髪結い床の図」名古屋市博物館蔵である。
左図は、遊郭などを回り、夫人の髪を結っている(女髪結い)。女の人の髪は遊女以外は自分で結うことを原則とし、髪を結えれば一人前と言われた。女性の髪を手がける女髪結いは明和年間(1764年から1771年)あたりから登場したようだ。奢侈を戒めることから何度か禁令が出たようだ。また、右図、英泉の『青楼晝之世界錦之裏』の原画は以下でみられる。
電子図書 戯場訓蒙図彙 - 文化デジタルライブラリー
上掲の画像は、歌舞伎を題材とした読み物『戯場訓蒙図彙』(享保3年=1803年 初代(歌川豊国画)に出てくる芝居の楽屋裏に設けられた「床山」の図である。役者の髪を専門に結う職人を床山と呼び、現代もその名は続いている。
(※蔵書NHKデーター情報部編ヴィジュアル百科『江戸事第一巻生活編、第六巻服飾編)
[一般的な表現及び名称]
理容、理容店、理容所、理容業、散髪、散髪屋、散髪業、理髪、理髪店、理髪業、バーバー(BARBER)
[特殊な表現及び名称]
床屋、床屋に行く、頭切りに行く、髪切りに行く、チョキチョキ
2014 http://www.riyo.or.jp/illust/2014-2/
2013 http://www.riyo.or.jp/illust/2013-2/
2012 http://www.riyo.or.jp/illust/2012-2/
2011 http://www.riyo.or.jp/illust/2011-2/
2010 http://www.riyo.or.jp/illust/2010-2/
2009 http://www.riyo.or.jp/illust/2009-2/
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