低料金店の利用経験者は7割

Posted on | 3月 29, 2018 | No Comments
全理連は、利用者動向調査「全理連情報」No.61を2018年3月発表した。理容店を利用する際、重視するものは「手頃な料金」「最寄り」「行きつけ」だった。また7割の人が低料金店を利用した経験があるのがわかった。
 理容店の利用実態のサマリーは次の通り。

・1年間の理容店の費用は「10,000円~20,000円未満」27%、「5,000円未満」24%、「5,000~10,000 円未満」22%順に続く。  30,000円以上の費用をかける人は全体の2割弱程度。

・1回あたりの妥当金額は「1,000円~2,000円未満」が半数を占める。

・利用する際の最も重視することは「価格が手ごろ」28%、「店の場所」22%、「行きつけである、慣れている」19%が高かった。続いて「理容師の技術力」の順となっている。

・利用店の決定理由は「自宅の近く」が51%、「行きつけ、昔から利用している」が26%と高い結果となった。

・「理容店の低料金店」の利用経験は71%、「美容店」の利用経験は28%となった。

・「理容店の低料金店」の利用頻度は「2~3ヵ月に1回程度」約4割、美容店の頻度は「年に1回未満」が約5割となった。

・理容店での利用メニューは全体では「カット」利用がほぼ10割、続いて「シャンプー」48%、「シェービング」38%、「セット」15%、「マッサージ」14%がベスト5となった。
その他の利用サービスは大差はみられない。

・男性の理容店を利用しない理由は「行きつけがなく、慣れていない」が46%と一番高い。次いで「最新のトレンドを把握してない」「理容師の技術力に不安」が約2割。

・女性の美容店を利用しない理由は「価格が高い」が72%と一番高い。次いで「行きつけがなく、慣れていない」35%、「予約しなければいけない」22%、「待ち時間がある、対応が遅い」21%となった。

【全理連情報No.61 利用者動向調査の調査概要】
 調査方法 NTTコムリサーチを利用したインターネット調査
 調査対象 NTTコムリサーチモニター
総回答数 1020(男性720、女性300)
 調査実施 2017年7月(発表 2018年3月)
理美容ニュースより

団塊の世代が本格的な年金生活者に

Posted on | 2月 15, 2012 | No Comments
小山秀男の日々雑感団塊の世代がいよいよ本格的に年金生活に入る。
65歳を迎え、今年の4月にリタイアする男性はざっと110万人。
 実際には雇用関係もあって、すでに年金生活に入っている人も少なくないはずだが、被雇用者としては全員が晴れて卒業することになる。
 団塊の世代の数は520万人、連れ合いを合わせると1060万人を数える。団塊の世代だけで日本の人口の8%を超える。
日本の経済はある意味、この団塊の世代が牽引してきた。労働の担い手として、消費の担い手として、経済に貢献してきた。とりわけ人口が多いだけに消費者として内需を支えてきた面は大きい。

その団塊の世代が年金生活に入ると、消費にブレーキがかかるのはやむを得ない。旺盛な消費活動は、それに見合う収入があって可能なわけで、年金という限られた収入では消費もままならない。
リタイアを記念して夫婦でツアーを楽しむ人もいるだろう。それに関連して美容にお金を使う人もいるかもしれない。しかし、それは限定的、一時的な支出であって長い目で見れば消費はしぼむ。
年金制度や医療・介護の問題など将来に不安要因が多いとあっては、極力無駄な支出は控え、将来の不安解消のためにも預金が重視される。
日本経済はデフレから依然として脱却できていない。平成23年の美容関係の物価指数は前年比マイナス0.4ポイントと、総合指数(生鮮食料品を除く)より悪い。家計調査も理美容への支出は物価指数以上のマイナスになっている。

つまり、美容の料金は下がり、消費者は美容への利用回数を減らしている。これでは美容室の経営は苦しい。そして、団塊の世代が年金生活に本格的に突入する今年、さらに厳しい状況が美容業界を待ち受けているのは間違いない。
いま、いくらか余裕のある世代は、団塊の世代の上の世代といえる。実際、旅行会社をはじめいろいろな業界がこの世代に向けての商品を開発して、それなりの結果を出している。果たして美容業界はどうなのだろう。
 理美容ニュース

全理連2019ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)

全理連2019ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)
Posted on | 4月 27, 2018 | No Comments
2019全理連ニューヘアは「Tlish」(トリッシュ)。ジェンダーレス化の流れを踏まえたショートヘアのヘアスタイルにする。同時に女性客が入りやすい店作り、接遇なども合わせて提案し、女性客の獲得につなげる狙いがある。
Trish Goff「Tlish」(トリッシュ)はTrend(トレンド)、Liberty(自由)、Share(シェア、共有)の文字からとった造語。ショートヘアのスーパーモデル、トリッシュ・ゴフ(Trish Goff、写真)の名前もかけている、という。
2018年4月26日開いた全理連理事会で2019全理連ニューヘアのの基本設定が承認され、7月4日発表される。
設定委員メンバー
委員長:山本賢司(全理連教育委員長)
 委員
 駒崎智(全理連中央講師会幹事長、チーフ)
 島田礼子(同、千葉県)
 宮脇宏典(同、千葉県)
 工藤貴徳(同、東京都)
 菅家絵利子(同、神奈川県)
 宇都宮まどか(同、福岡県)
オブザーバー:タカラベルモント
理美容ニュースより